昇段審査を振り返ってみます

日曜日に昇段したみなさま

あらためておめでとうございます!

 

昇段審査がの模様が

さっそくテコンドー協会のホームページに掲載されていました

ご興味がある方はぜひご覧ください

http://www.taekwon-do.co.jp/2018/kj180128sd.html

 

さて、今回の昇段審査をちょっと振り返ってみます

今回の受審者は土日合わせて60名

ほんとに多いですね(^^;

さすがに1日でやるのは厳しくなってきたのではないかと思ってしまいます

ボクは8時ころ行ったのですが

審査は9時スタートなので、

いつもならまだ人は少ないのですが、

すでにたくさんいました

みんな気合が入ってますね

でも人が多すぎて練習ができません(笑)

うちの受審者も、練習する場所がなかなかとれず

手こずっていました

 

さて、審査が始まってみると、

トゥルは1組3〜6人くらいずつ行います

そのくらいのペースで進めないと、時間内に終わらなくなってしまいますからね

2段以上受審は、さすがにMAX4名でした

動作も多く、大きく動きますからね

トゥルはみんな一生懸命練習してきてますね

間違える人もほとんどいなかったです

まあ当然ですけどね(笑)

 

約束組手はちょっと疑問を持ちました

審査課題の内容ではなく、

受審者たちのやり方にです

間違えてやり直しする人が多いです

緊張感たりないんじゃないですか?

教えるときは、ボクも

「間違えても良いから思い切ってやれ!」

と指導しますが、

本番で間違えちゃだめですよ(笑)

※矛盾してるかな(^^;

たしかに間違えるときはあります

でもそれは恥ずかしいと思わなきゃいけませんよね

ギリギリ狙って、ビシっと決めて、びしっと気合いれて、

それがカッコイイと思います!

そして、声の小さい人(とくに女子)が多かったです

審査官の文師賢も、なんども注意をしてました

声が小さいとなんかメリハリつかず、たんたんとこなしてるように見えてしまいます

今回受審者のパートナーを船水師範がやってらっしゃいましたが、

とても気合が入っていて、メリハリがあり、

見ていて引き込まれました

すごく良いお手本になったのではないでしょうか!

返事、大事です

気合、大事です

女子でも恥ずかしがらずに声を出すことは必要です!

武道ですから

メリハリつけましょう!

そして

トゥルなど上手にやってたので練習はしっかりしたんだと思いますが

緊張から頭がまっしろになってしまったのか、

約束組手がまったく出来なくなってしまった子もいました

しょうがないところもありますが、それじゃダメですよね

本人も恥ずかしいでしょうが、

それ以上に、教えた先生が辛いと思います

 

そしてヤッソチャユ、いわゆる創作の約束組手は、

ひとそれぞれ、道場の個性がでますね

すごく派手でカッコイイ事をやってる受審者もいましたが、

審査の約束組手って何のためにやってると思いますか?

技術の正確性、距離感、タイミングなど、

組手のための技術の習得ですよね

だから締めの反撃の動作で、目標に当てるのではなく

寸止めで止めるのが大前提じゃないでしょうか?

最近は派手にふっとんで受け身取ったり、

ブロックしたり、

なんか色々です

いや、よく練習してきてるなーって感心もしますが

でも本質がまちがっちゃいませんか?

もう一度良く考えてみたいところですね

審査は殺陣や、チームルーティンではないですよ

 

護身術はまだそれぞれのキメ方でやってる受審者がたくさんいますが

テコンドー協会の統一のキメ方があるはずなんですが、

まだ浸透してないようですね

練習ではボクもいろいろなキメ方を練習しています

そのほうが面白いですしね

それと、ねじり上げすぎの人が多いと思いました

ボクは専門じゃないからあまり詳しくないですが、

そこまでねじり上げなくてもキメられるでしょ?

ケガするよ、ってひやひやしながら見てました(–;

相手が痛いって言うまでしめあげてたらきりがないですし、

痛めつけるのが目的じゃないですよね

相手を制圧して、動きを制御できれば良いので、

痛くなくても動けなくされたらタップして終わらせるべきだし、

そうでなくては自分より大きい相手には通用しない技術になってしまいます

練習中も、「どう、痛い?」「痛くないよ」

って感じで、相手が痛いって言うまでいつまでもしめあげるような練習をする人がいますが

それは間違えだと思います

「どう、動ける?」「どう、反撃できる?」

みたいにした方が良いのじゃないかな

 

まあ、色々書きましたが、

そーゆうのも練習です

審査だから完璧にできれば最高ですが、

完璧なんてないですから(笑)

審査が終わったら護身術とかやらなくなる人が多いですが、

課題は終了でなく、護身術も約束組手も、

より上達するように継続して欲しいですね

道場生に教える立場でもあるので、ボクは1段を受審したころより、

今の方が護身術は上達したと思います!

こそ練しましたから(笑)

 

さて、マッソギ

身体が良く動く子が多いですね

でも相手の出方を見るって事をおろそかにして、

自分のやりたい技ばかり出してる感じがします

あ、ボクもそうゆうタイプなんです(笑)

なので気をつけてます(^^;

それと、フックはダメと怒られる人もいたり

なんだかなあ・・

競技にはルールがあって、

その上で技術を競い会うから楽しいのであって、

なんでもありだとケンカです

なんでもありと言われる総合格闘技やUFCだって

最低限のルールありますからね

ノールールはこの世になし!

と思います

 

ちなみに2対1、3対1の組手は、みなさん練習してますか?

ぜんぜん出来てませんね、みんな

この審査なめてませんか?

たしかにせまいスペースで3対1って、

簡単に追い詰められちゃいますけど、

ちゃんと練習してきていれば、もう少しなんとかなるだろって思いました

もう少し対処できると思うんです

以前、船水師範や、蘇秉秀師範が審査で3対1などをやったとき

やはり上手でした!

圧倒的な強者ではありますが、しっかり動いて

相手や状況をよく見て判断して動いています

すごく参考になりました!

多対1の組手は、

相手と相手の間を通ってはダメとか、

相手を直線にとらえて、死角に移動するようにするとか、

教わってますか?

教わってなかったら指導者の責任だと思いますが、

多対1のマッソギの最大の目的は身を守る事だと思うので、

攻撃に夢中になっちゃだめですよ!

 

みんな全体的にトゥルと約束組手をメインに練習してると思います

もちろんボクもトゥルと約束組手の比重が一番重いです

が、試割り、もう少し練習しましょうよ(笑)

近年、試割りの失敗が多いように思います

いや、誰でも失敗することはありますし、

問題はそこではなく、練習してきてるかどうか

絶対に割ってやる!って気持ちが入ってるかどうかです

構えた時点で、「あ、これは割れなそう・・」

ってなったら審査する意味がないですよね

 

2段、3段となると、審査のレベルはやはり高いです

すでに昇段審査を経験してきてるというのは大きいですね

試割りの成功率も高いです!

そんな高段者でも失敗することはあるんで、

それだけ難しい審査種目です、

もっともっと練習してから挑んでほしいですね!

 

と、いざ振り返ってみると気になった点ばかり思いつき

苦言ばかり書いてしまいましたが、

全部が全部ではないですし、

上手だな!すごい練習したんだろうな!

って感心する人もたくさんいました

赤帯から黒帯になって

見られる立場になることや

後輩たちのお手本になる存在だと言う自覚を持って

これからもがんばってほしいと思います

 

ボクも口だけにならないようにがんばります!

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